言の葉花壇

美しい日本語の和歌 言の葉花壇

2026-01-01から1年間の記事一覧

世中に戀てふ色は……★☆ 後拾遺和歌集の恋詩 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#世中に戀てふ色は……★☆ 世中に 戀てふ色は なけれ共 深く身にしむ 物にぞありける: 和泉式部 : 歌意:この世に外から見える恋という「色」はないけれど、実は何より深く、身にしみてしまうものだ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━#後拾遺和歌集 第十四巻より■□■ みん…

なにはづにさくやこのはな……★☆ 古今和歌集の新春 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#なにはづにさくやこのはな……★☆ なにはづに さくやこのはな ふゆごもり いまははるべと さくやこのはな: 王仁 : 歌意:難波津に、この花が咲いたよ。冬のあいだはじっと寒さに耐えていたけれど、今はもう春になったから、ほら、また咲いたよ、この花が。━━…

#若菜摘來る人も逢ふやと……★☆ 続千載和歌集の七草 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#若菜摘來る人も逢ふやと……★☆ 押並べて いざ春の野に 交りなむ若菜摘來る 人も逢ふや:清原深養父歌意:さあ皆で春の野に出て若菜を摘みに行こう。若菜を摘みに来る人にも会えるかもしれない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #続千載和歌集 第一巻より ■□■ みんなぁ、…

春の光は世に滿ちにけり……★☆ 風雅集の新春 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#春の光は世に滿ちにけり……★☆ 山の端を 出づる朝日の 霞むより 春の光は 世に滿ちにけり: 西園寺 実兼 : 歌意:山の端から昇ってくる朝日が、かすむように広がりはじめると、その光とともに春の気配が、世の中いっぱいに満ちていく━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #風…

年の始めの初春の……★☆ 万葉集の新年 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#年の始めの初春の……★☆ 新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事:大友家持 : 歌意:新春の今日降り積もる雪のように、良い事が積もり重なれよ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第二十巻より■□■ みんなぁ、あけましておめでとうございます。読み…

かぞふればとしのゝこりも……★☆ 新古今和歌集の大晦日 美しい日本語の和歌 言の葉花壇

#かぞふればとしのゝこりも……★☆ かぞふれば としのゝこりも なかりけり おいぬるばかり かなしきはなし: 和泉式部 : 歌意: 数えてみれば今年も残り少なくなった。1年が終わりこうして 年ばかり取ってしまうほど悲しい話はない。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新古…