
#彦星の早漕ぐ舟の……★☆ この夕 降りくる雨は 彦星の 早漕ぐ舟の 櫂の散りかも : 詠み人知らず: 歌意:この七夕に降る雨は彦星が急いで漕いでいる舟の櫂のしずくが散っているのだろうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
このゆふへ ふりくるあめは ひこほしの はやこぐふねの かいのちりかも
七夕の季節やなぁ。
みなさん、お元気?
七夕のお話は、中国から伝わった星伝説が、古くから日本にあった神様の信仰と結びついて今のようなお話になったものよ。
天の川を見上げるとたくさんの星々があるけれど、中でも特に輝く、琴座のベガが織姫、鷲座のアルタイルが彦星、白鳥座のデネブが二人をとりもち、橋を渡すカササギだと昔の人々は見ていたのよ。
結婚して一緒に暮らすようになった織姫と彦星が、おしゃべりばかりして全く仕事をしなくなったので、怒った天の神様に引き離され、7月7日の1日だけ、二人を隔てている天の川にカササギが橋になって会うように許された七夕物語のお話やろ。
そうよ、よく知っているわね。
二人はこの日を楽しみにお互いの仕事に励むようになったのよ。
でも、この日、雨が降るとカササギが橋を作れないので、次の年の7月7日を待たないといけなくなり、万葉の人々はこの日に雨が降らないように、二人が会えるようにと祈ってあげたのね。
この歌はもしも雨が降ってきたら、きっとそれは、カササギの橋を渡れない彦星が自分で一生懸命に船を漕いで、天の川を渡り、織姫に会いに行ってるんだと考えたのね。
その船を漕ぐ道具である、櫂(かい)のしずくが地上に雨となって降ってきたと思っていたのよ。
うわぁ~!ええ話や!恋をしてるとどんな努力も苦労になれへんのや!
地上は雨でも天上では会えるんや!
旧暦の7月7日は、今の日本ならちょうどお盆のころなので亡くなった人を偲んでいるようにも思えるわね。
昔の人はホンマにロマンチックで、空を見上げ、星を見て、こんなキレイなお話を想像していたんやなぁ
みんなぁ、みんなも七夕の夜、雨が降ったら一生懸命船を漕いで織姫さんに会いに行く彦星さんを思ってやぁ~!